こども家庭庁より「2025年度中に保育ICTシステム導入率100%を目指す」という目標が示され、全国の保育現場で保育ICTシステムの導入が推進されています。
導入の後押しとなるのが、こども家庭庁が実施している導入支援の各種補助金で、中には初期費用だけでなく、導入後のシステム費(月額の利用料)なども対象となるものもあります。
本記事では、保育ICTシステム導入に活用できる補助金について解説します。
システムの導入に使える補助金はいくつかありますが、自治体によって実施している補助金の種類やその条件が異なります。補助金事業を実施しているか、また細かな条件などは自治体にお問い合わせください。
ここからはこども家庭庁が発表している補助金を紹介します。
保育施設の業務省力化と保育の質の向上を目的に、ICTシステム導入を支援する補助金です。登降園管理や保育記録のデジタル化、保護者連絡の円滑化に関わるサービスに補助金を活用できます。
・対象となる施設:認可保育所、認定こども園、認証保育所、小規模認可保育所、認可外保育施設
・対象となる費用:購入費、リース料、保守料、工事費、通信費、システム利用料。システム導入に必要な機器も対象経費に含まれる。
・補助金額:上限130万円
・事業者負担(施設の負担割合):4分の1
・実施主体:都道府県、市区町村
①睡眠中の事故防止対策に必要な機器や備品の購入等を行う事業
乳幼児の睡眠中の事故防止を目的とした補助金で、午睡チェックセンサーの導入が支援されます。
午睡中の異常を機械で察知し、安全性を高めるとともに、保育者の負担軽減にもつながります。特に乳児を預かる施設に適しており、お昼寝を見守る環境を整えたい保育所や認定こども園、小規模保育施設で活用されています。
・対象となる施設:認可保育所、認定こども園、認証保育所、小規模認可保育所、認可外保育施設
・対象となる費用:午睡チェックセンサーなど必要機器の導入費用
・補助金額: 上限50万円
・事業者負担(施設の負担割合):4分の1
・実施主体:市区町村、保育所等を経営する者
②ICTを活用した子どもの見守りに必要な機器の購入を行う事業
GPSやBluetoothなどを活用し、子どもの安全を確保するための補助金です。
園外活動での安全対策の強化を検討する施設で活用されています。保護者の安心にもつながる環境整備を支援します。
・対象となる施設:認可保育所、認定こども園、認証保育所、小規模認可保育所、認可外保育施設
・対象となる費用:GPSやBluetoothなどを活用した子どもの見守りに必要な製品の導入費用
・補助金額: 上限20万円
・事業者負担(施設の負担割合):4分の1
・実施主体:市区町村、保育所等を経営する者
新しい地方経済・生活環境創生交付金(旧・デジタル田園都市国家構想交付金)
地方自治体でのシステムの導入を支援する国の交付金です。保育ICTシステムの導入も対象となる場合があります。詳しく解説した記事はこちらからご覧ください。
【R6年度補正予算】保育ICTシステムの導入に!新しい地方経済・生活環境創生交付金を解説
補助金の申請について一般的な流れは下記の通りです。
1.情報収集:
・各自治体のホームページや窓口で、詳しい応募要項や申請期間などの情報を確認
・どのICTシステムを導入するか選定
2.申請準備:
・申請に必要な書類(事業計画書、見積書など)を準備
3.申請:
・申請期間内に、必要書類を提出
4.審査:
・提出された書類をもとに審査
5.交付決定:
・審査に通過すると、補助金の交付が決定
6.事業実施:
・ICTシステムの契約・支払いをして導入
7.自治体への報告:
・導入後、領収書などの必要書類を自治体に提出
必要書類などは補助金の種類、自治体によって異なります。
例えば千葉県千葉市の場合は、申請時に以下の書類が必要になります。
①ICT化推進事業補助金交付申請書
②ICT化推進費算出内訳書
③導入計画書
④見積書
⑤見積書の内訳明細書
⑥システム等に搭載されている機能等を詳細に確認できる資料
令和6年度資料より
情報収集の際にあらかじめ自治体に問い合わせるのがおすすめです。
補助金を活用した保育ICTシステムの導入においては、申請に合わせた見積もり作成の相談ができる事業者や補助金活用の実績がある事業者に相談するのが一般的です。
補助金を活用した導入でお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
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