「時間がない!」反対の声から一転、保育士から「自信につながった」との声が広がりました

中野市子ども部保育課施設係 長野県中野市

施設種別 自治体・公立施設

サービス 基礎研修(自学自習)

成果 保育・教育の質向上先生間のコミュニケーション改善

この事例の要約

  • 学習機会が少ないことに課題を感じ、自学自習モードを導入
  • 最初は職員から反対の声もあったが、期待以上にスキルアップが図られた
  • 自分のペースで受講でき、スキマ時間の有効活用につながった

保育実務の学習機会の確保が難しいことに課題を感じ、自学自習モード(研修機能)を導入された「長野県中野市」。導入するにあたって最初は職員から反対の声もあったそうですが、実際に活用してみると期待以上に職員のスキルアップが図られたそうです。自学自習モードの活用にいたった経緯や実際に使ってみた施設の反応、効果について、中野市子ども部保育課施設係の金井さまにお話しをうかがいました。

学習機会を増やすために、自学自習モード(研修機能)を導入

コドモンカレッジを使いはじめたきっかけを教えてください。

これまでの集合研修では、保育士が研修のためになかなか現場を空けられませんでした。研修で空けるためには代わりに入ってもらう保育士にお願いしなければならず、研修に行けたとしても各園で1日1~2名参加できる程度でした。都度申し込みや費用も発生するので、あまりたくさんの研修を実施できておらず、夏休みの休園日などで保育士の稼働が空いてくるときにまとめて市役所の本庁舎に集めて研修を実施していました。コロナウイルス感染症が流行してからは集合研修ができなくなったので、各保育所全体で1~2割くらいしか研修を実施できていなかったというのが現状でした。そうしたときにコドモンの担当者から案内があり、無料で研修を受けられるコドモンカレッジを知りました。

市として、今年度からなるべくオンラインを活用できるものは使っていくという方針で進めていたこともあり、オンラインで研修を受講できるコドモンカレッジを使ってみようと思ったのがきっかけです。

オンラインでの研修を取り入れたのがきっかけだったのですね。そこから自学自習モードの活用に至った経緯を教えてください。

近年、不適切保育や保育士の倫理、法令遵守などのニュースが取り上げられるようになり、保護者が園側の運営に対して敏感になってきていたのですが、これまでそういった研修をあまり実施できていませんでした。
そのため、最初は不適切保育につながるところを重点的に抑えたいと思い、コドモンカレッジで研修動画を検索したところ、1研修あたり10分程度で学べて確認テストができる自学自習モードを知りました。ただ動画を見るだけよりは、確認テストがあるほうが理解が進みやすいと思い、自学自習モードのほうが適していると感じ、利用を決めました。

利用するにあたってルールなどは決めましたか?

部署内で相談して、使用機器や時間、場所、対象についてはルールとして示しました。
基本的には、各クラスに置いてあるタブレット端末を使う。受講場所や時間は、主に午睡中に教室で見てもよいとして、実施してもらいました。
どうしても時間がとれない職員は自分のスマートフォンでも見てもいいというルールにしました。

それから、期限は切ったほうが進めやすいだろうと思い、4か月間で4分野、全職員がすべてのレベルの講義を受講するようにと説明しました。
基本的に実施や進捗確認などは各園の園長に任せ、職員ごとの進捗確認もお願いしました。月に1回、園長から園での進捗の報告をしてもらい、すべての園で期限内にほぼ完了することができました。

「そんな時間はない」という反対の声から、「やってよかった」へ

実際に使ってみた施設の反応はいかがですか?

最初、自学自習モードをやると言ったとき、「ものすごく忙しいのに、そんな時間はない」という声が多くありました。でも終わったあと、現場の保育士さんからは「日々の保育に実践できる内容で勉強になった」「これまでやってきたことを肯定してもらい、自信につながった」「一本が長くなくて受けやすい」といった声があり、実施してよかったと思います。
一方で「業務時間内に研修をする時間がない」といった声もあったため、研修の実施時間については課題があるなと感じました。

最初は反対の声があったんですね。実施してもらうために工夫したことはありますか?

研修の中身を見ればどれも必要なことなんですよね。法令やルールを理解したうえで保育をしてほしいということを理解いただくように説明し、必ずやってほしいとお話ししました。実際には園長が各園の職員会などで具体的に伝えてくれたのかもしれません。
中にはタブレットがうまく使えない方がいたので、ログインのサポートをするなど、受けやすいように最低限の準備はしました。あとは、受ける時間がないという方には、1本10分くらいなので、その時間は確保できるよう園内でも配慮をお願いし、受講してもらいました。

保育のスキマ時間の有効活用が図れ、保育士間のコミュニケーションも円滑に

自学自習モードを活用してなにか変化はありましたか?

今回、自学自習モードの活用後に現場の職員に向けてのアンケートを実施したんです。その中に、「1研修15分程度と短く、研修がより身近なものに感じた」といった声があり、保育のスキマ時間の有効活用につながったと思います。
また、「職員が共通の研修を受けたことで、共通の認識がとれて、同じ意識で業務に取り組むためによいと感じる」といったお声もあり、保育士間のコミュニケーションも円滑になったと感じます。

今後の職員の学びについてお聞かせください。

若い保育士は、保育の現場で何をやったらいけないのかは学校で教えてもらっていますが、実務経験がないので自分から勉強したり、先輩保育士を見て吸収する必要があると思います。でも聞きたいことがあっても忙しそうで聞きづらいという話も聞くので、もし何かあったときに職員の身を守るためにも最低限の知識や共通の認識をもてるように、研修で基礎的なところは補えたらと思います。保護者に安心して預けてもらうことにもつながると思うので、今後もその時代にあった研修を実施していければと思っています。

ありがとうございます。これからも保育の学びに活用できる研修を企画していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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